呼吸・姿勢・寝返りが朝の疲れを左右する理由
こんにちは。整体院しん院長の今井です。
「5〜6時間は寝ているはずなのに疲れが取れない。」
「朝起きても体が重い。」
「しっかり寝たはずなのにスッキリしない。」
このようなお悩みを感じたことはありませんか?疲れが取れないと聞くと、「睡眠時間が足りないから」と思われる方が多いですが、実は睡眠時間だけが原因とは限りませんよ。
整体院でも「朝起きても疲れが抜けない」というご相談は意外と多く、その多くは睡眠中に体が十分休めていない状態になっています。睡眠中は体を回復させる大切な時間です。
しかし、呼吸が浅かったり、寝返りが少なかったり、首や背骨が硬くなっていたりすると、眠っていても体は十分に休めません。特に大切なのが呼吸です。
睡眠中の呼吸が浅くなると、胸や肋骨が硬くなり、体に余計な力が入りやすくなります。すると体重をうまく分散できず、肋骨や骨盤に負担が集中しやすくなります。
本来であれば、頭・背中・骨盤・脚へとバランスよく体重が分散されますが、偏りがあると一部の筋肉が一晩中頑張り続けることになります。その結果、朝になっても疲れが残り、「寝たのに疲れている」という状態になってしまうのです。
整体で体を確認すると、朝の疲れが強い方は首の動きがとても硬くなっていることが少なくありません。仰向けで首を支えて動きを確認すると、ほとんど動かない方もいらっしゃいます。
首が硬くなると、自律神経も緊張しやすくなり、寝返りが減ったり、枕が合わないと感じたり、肩こりや首こりも起こりやすくなります。さらに呼吸も浅くなり、胸郭の動きも悪くなってしまいます。
このような状態では、睡眠時間を増やしても疲れが取れにくくなることがあります。そこでおすすめなのが、寝る前の簡単なセルフケアです。
① 首の体操
仰向けに寝て、両手で後頭部と首をやさしく支えます。
そのまま顎を少し引いたり戻したり、左右へ小さく動かします。
ポイントは大きく動かさず、小さくゆっくり行うことです。
首の細かい筋肉が動きやすくなり、呼吸もしやすくなります。
② 背骨を動かす体操
四つ這いになり、背中を丸めたり反らしたりをゆっくり繰り返します。
最後に両手を前へ伸ばし、猫が伸びをするような姿勢で背中を気持ちよく伸ばしましょう。
背骨全体の動きが良くなることで、寝返りもしやすくなります。
また、疲れが取れない原因は首や背骨だけではありません。内臓の疲れや、足のむくみ、食生活の乱れなどが関係している場合もあります。暴飲暴食を避け、よく噛んで食べることも体を休めるためには大切です。
「睡眠時間は足りているのに疲れが取れない。」そんな時は、睡眠時間だけではなく、呼吸・姿勢・寝返り・首や背骨の動きにも目を向けてみてください。もしセルフケアを続けても改善しない場合は、一人で悩まず専門家へ相談することも大切です。
体がしっかり休める状態をつくることができれば、朝の目覚めも少しずつ変わってくるかもしれませんよ。