薬に頼る前に試してみてください

こんにちは
整体院しん院長の今井です。異常な夏の暑さ、不安定な気候などで自律神経失調症で来院される方が多くなっているように感じます。自律神経失調症でお悩みの方は、ネットの情報を見ても正直どのように対処すれば良いかわからないと思います。
今回は自律神経失調症の当院独自の分類と、対応の仕方をお話ししますね。
はじめに、自律神経の説明をしましょう。
自律神経はその名の通り「勝手に各組織を動かしている神経」になります。内臓とか唾液、汗、体温などを調節していますよね。交感神経というのが「興奮」で副交感神経が「リラックス」神経になります。
交感神経が高まると、汗がたくさん出たり、内臓の動きが弱くなったり、呼吸が早まったりするのです。逆に副交感神経が高まると、内臓が活発に動いたり、呼吸がゆっくりになったりするわけです。心と体の状態に合わせて無意識のうちに調節をしてくれています。
しかし、自律神経が失調症になると、上記の活動が乱れて正常に働かなくなってしまうのです。
自律神経の乱れ方が主に3種類あり、
①交感神経が高く、副交感神経が低い
興奮・休めない・気が張る
②交感神経が低く、副交感神経が高い
活気が出ない・動けない
③交感神経・副交感神経ともに低い
無気力・無関心
偏った働きをしていると心身ともにさまざまな不調が出やすくなり、症状として、
疲労感、倦怠感、めまい、耳鳴り、慢性的な肩こり、腰痛、頭痛、動悸、息切れ、下痢、便秘、腹痛、吐き気、しびれ、火照り、多汗など
起こりやすくなります。
原因としては、不規則な生活、更年期障害、ストレス、睡眠不足、甲状腺ホルモンの異常など言われていますが、はっきり言って人によって全く異なります。
自分自身で原因を特定して、改善していくことが理想ではありますが、自律神経がうまく働いていない中で生活環境を変えていくことは至難の技でしょう。家族などの助けがないととても難しいと思います。
ですが、安心してください。
セルフケアとして唯一、自立神経を直接整える方法があるのです。
それが「呼吸法」です。呼吸は自律神経と密接に繋がっており、自分自身で整えることができるのです。
自律神経を整える呼吸法として
・仰向けに寝転び足を上げる(椅子など)
・お腹に手を当ててゆっくり息を吸う
・手でお腹を抑えてゆっくり息を吐く
最初は5秒吸って5秒吐くを意識して、慣れてきたら10〜20秒など時間を長くしてみましょう。
自分の健康は自分で守る。
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