正しい歩き方よりも大切な「歩く前の準備」とは

「姿勢をよくして歩こう」「かかとから着地しよう」
そう意識しながら歩いていませんか?
実はその“意識しすぎ”が、体に余計な負担をかけていることがあるんです。
歩き方を変えようとして頑張るほど、筋肉の使い方が不自然になり、逆に疲れやすくなったり、痛みが出てしまったり…。
本来、私たちの体は無意識のうちにバランスをとりながら、いちばん効率よく歩けるようにできています。
だからこそ、歩き方を意識する前に「歩ける体を整える」ことが大切なんです。
このブログでは、
「意識せず自然に歩ける体づくり」をテーマに、
歩く前に行いたい簡単なケアや、ウォーキングをもっと気持ちよく続けるためのヒントをお伝えします
人間の体は本来、とてもよくできていて、無意識のうちにバランスをとりながら最も効率のよい歩き方をしています。つまり、「歩く」という動作自体は、脳や神経が自動でコントロールしてくれています。
そこに意識を入れすぎると、逆に自然な動きが妨げられてしまい、筋肉の使い方が不自然になったり、どこかをかばうような姿勢になったりしてしまいます。
たとえば、「膝を伸ばして歩こう」と頑張って意識した結果、太もも前の筋肉ばかりに力が入り、股関節や腰に負担をかけてしまう方もいます。
また、「かかとからつこう」と気をつけすぎるあまり、地面の衝撃をうまく吸収できずに足裏の痛みが出てしまうことも。
こうした「意識しすぎによる不調」は、意外と多く見られます。
では、どうすればいいのでしょうか。
答えはシンプルで、「歩く前に体の準備を整える」ことが大切です。
ウォーキングの前に、軽いストレッチやマッサージで筋肉をゆるめたり、体の歪みを整えたりすること。あるいは、弱くなっている部分をトレーニングで少しずつ補っていくこと。そうやって“歩ける状態”をつくってあげることが、結果的にきれいで自然な歩き方につながります。
つまり、「歩き方を変える」のではなく、「歩ける体に整える」ことが大切なんですね。
体の状態が整っていれば、歩いているときの姿勢やバランスも自然と安定していきます。逆に、体のどこかにこりや痛み、歪みがあるまま歩いてしまうと、それをかばうように他の筋肉が頑張り、さらにバランスを崩してしまう悪循環に。
ですから、まずは「歩く前のケア」をしっかり行ってください。
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ふくらはぎや太ももを軽くほぐす
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股関節を回して動きをつける
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足裏をマッサージして感覚を整える
こうした簡単なケアを習慣にするだけでも、歩いたときの体の軽さが変わってきます。
そして、歩いている最中はなるべく“考えない”。
「気持ちいいな」「風が涼しいな」くらいの気持ちで歩いている方が、体は自然なバランスで動いてくれます。
もし「歩くときに違和感がある」「足や腰に痛みが出る」という場合は、歩き方そのものを直すよりも、まず体の使い方やゆがみをチェックするのが先決です。整体などで体のバランスを整えたうえで歩くと、自分でも驚くほど軽やかに歩けるようになりますよ。
歩き方は「意識して変える」ものではなく、「整えて自然に変わる」もの。
体が整えば、歩き方も姿勢も自然と美しくなります。
ぜひ、歩く前のケアを日常に取り入れてみてくださいね。
自分の健康は自分で守る。
このブログは健康や身体の不思議など情報を発信しています。
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次回もお楽しみに!