肩や首を揉んでも良くなりません。

こんにちは、整体院しん院長の今井です。
本日は、多くの方がお悩みの「肩こり・首こり」を和らげるためのセルフケア方法を、2つの大切なポイントに絞ってお伝えしていきます。
肩や首がつらくなると、多くの方が「この部分自体が悪いのでは?」と感じがちです。でも実は、肩や首以外の場所に原因が隠れていることがとても多いんです。その原因を正しく理解してアプローチすることで、慢性的なコリがスッキリ解消されることもあります。
まず1つ目のポイントは「腕」です。
「え?腕?」と思われるかもしれませんが、腕の筋肉は日常生活の中でとてもよく使われていて、無意識に身体を支えています。そのため筋肉が疲労しやすく、その疲労が肩こりや首こりの原因になることがとても多いんです。
特に注目したい筋肉は、上腕三頭筋(腕の裏側)や上腕二頭筋(力こぶの部分)、そして腕橈骨筋(わんとうこつきん)です。この中でもとくに大事なのが、腕橈骨筋という、肘から手首にかけて親指側にある筋肉です。ここがカチカチに固まってしまうと、肩や首のコリがひどくなることがあります。
セルフケアのやり方はとても簡単です。
腕橈骨筋のあたりを指で軽く押さえながら、手首をクルクルと回すだけ。強く揉む必要はありません。むしろグリグリ押すのは逆効果になるので、やさしく行ってください。これだけで腕橈骨筋がゆるみ、肩や首の負担が軽くなっていきます。

ケアをした後に、肩を上げてみたり、首を左右に回してみてください。少しでも軽く感じたり、動かしやすくなっていれば効果が出ていますよ。
次にご紹介したいのが2つ目のポイント、「お腹」です。
意外に思われるかもしれませんが、お腹の硬さや張りが、姿勢に影響を与え、肩こり・首こりを引き起こすことがあるんです。特にデスクワークやストレスの多い生活をしている方は、気づかないうちにお腹が緊張していることがあります。
お腹の緊張が取れることで、姿勢が自然と整いやすくなり、肩や首への負担も減っていきます。方法はとてもシンプルで、仰向けに寝てリラックスした状態で、おへその周りをやさしくさすってあげるだけです。
どこをさすればいいか分からない方は、軽くお腹を押してみて、「少し痛いな」「張ってるな」と感じる場所を見つけてください。その部分をやさしく1分ほどさすってあげるだけで、お腹がふんわりと柔らかくなってきます。

そしてその後に、グーッと伸びをしてみてください。 これにより、お腹や肩、首の緊張がさらに取れて、身体全体がスッと軽くなるのを感じられると思います。お腹をゆるめることで、自律神経のバランスも整い、リラックス効果も高まりますよ。
このように、肩や首がつらいからといって、そこだけを揉んだり叩いたりするのではなく、身体のつながりを意識して「腕」や「お腹」から整えてあげることがとても大切です。
今回ご紹介した2つのセルフケア、腕橈骨筋をほぐす手首回しと、お腹をやさしくさするケア。この2つを意識していただくだけで、肩や首のコリがぐっと軽くなる可能性がありますので、ぜひ今日から試してみてください。
本日も最後までご覧いただきありがとうございました。
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