猫背や浅い呼吸が免疫低下の原因に?

こんにちは
整体院しん院長の今井です。季節の変わり目は、体調を崩しやすい時期。「風邪をひきやすい」「なんとなく疲れが取れない」と感じる方も多いのではないでしょうか。そんなときに大切なのが、“免疫力”を上げることです。
免疫と聞くと、食事や睡眠を思い浮かべる方が多いと思いますが、実は体の中心にある「胸骨(きょうこつ)」の動きも深く関わっています。
胸骨とは、胸の真ん中にある平たい骨のこと。左右の肋骨をつないでいる“胸の柱”のような存在です。指で触ってみると、胸の中央を縦に走る少し硬い部分がありますが、それが胸骨です。
この胸骨の奥には、免疫の中枢とも呼ばれる「胸腺(きょうせん)」があります。胸腺は“Tリンパ球”という免疫細胞を育てる場所で、外から入ってくるウイルスや細菌から私たちを守ってくれる大切な働きをしています。
胸骨が硬くなると免疫も下がりやすくなります。胸骨は、姿勢や呼吸の影響をとても受けやすい骨です。
たとえば…
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猫背や巻き肩などで姿勢が崩れる
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浅い呼吸が続いている
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ストレスや自律神経の乱れで体が緊張している
こういった状態が続くと、胸骨や肋骨の動きが硬くなり、胸腺の働きも低下してしまいます。つまり、胸骨が固まる=免疫力が下がるということなんです。
免疫力を上げるためには、胸骨をしなやかに動かすことが大切。おすすめなのが、四つん這いで行う「胸の上下運動」です。
〈やり方〉
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床に四つん這いになります。
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鼻からゆっくり息を吸いながら、胸を前に突き出すようにして背中を反らせます。
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口から息を吐きながら、背中を丸めて胸を引き込みます。
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この動きをゆっくり10回ほど繰り返します。
ポイントは、「胸骨を前に・後ろに」動かす意識を持つこと。胸椎も一緒に動くことで、呼吸が深くなり、胸の中心がじんわり温かく感じられたらとても良いサインです。
胸骨の動きが出てくると、呼吸が深くなり、
自律神経のバランスも整っていきます。
その結果、体はリラックスし、免疫が自然に働きやすい状態になります。
気温差や乾燥で風邪を引きやすいこれからの季節、
ぜひ毎日のセルフケアとして「胸骨体操」を取り入れてみてください。
体の真ん中から整えて、健康な冬を迎えましょう✨
自分の健康は自分で守る。
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