「体を触ってもらう」ことで、初めて自分の体に気づけた話

こんにちは。整体院しん院長の今井です。
最近、左の腰に違和感を感じていました。
寝て起きたときにも痛みが残り、セルフケアや姿勢の見直し、整体的なアプローチも試みて一時的には良くなるのですが、根本的な改善にはなかなか至らない。そんな状態が続いていました。
そんなとき、ふと「リフレクソロジー(足裏マッサージ)」を受けてみようと思い立ちました。
立っていると左足が重たい感じがあり、引っ張られているような感覚があったため、「何か新しい気づきがあるかもしれない」と軽い気持ちで行ってみました。
実際に受けてみると、左足の親指の付け根部分に痛みが出ました。マッサージ中に痛みもあり、施術後には炎症を起こしたような感覚が少し残りました。逆に右足はまったく反応がなく、「本当に触られていたのかな?」と思うくらい何も変化がなかったのです。
リフレクソロジーを受けてから2〜3日が経過しても、左足の親指の付け根あたりに違和感が残り続けました。その痛みから無意識にそこをかばう姿勢を取るようになり、自然と左足に体重をかけないように動いていたのですが、なんとその姿勢をしていると不思議と腰の痛みが出ないのです。
これには驚きました。
というのも、私は今まで無意識に左足の親指の付け根で強く踏ん張るような動作をしていて、そこで体重を支えていたことがわかったのです。その影響で、左股関節の可動性が失われ、股関節の動きが悪くなる代わりに、腰がその動きを代償していた。結果、腰への負担が大きくなり、痛みが出ていたというわけです。
振り返ってみると、最近は仕事が忙しく、しゃがむ姿勢をとることが多く足の指に負担をかけていました。特に「立ち膝」のように、足首にお尻を乗せて体重を支える場面が増えていたんです。その姿勢が、左足の親指の付け根に強い圧をかけていたことは間違いありません。
リフレクソロジーという第三者の手による施術を受けて、私は自分の体の使い方や、どこに負担がかかっていたのかに気づくことができたのです。
もちろん、自分自身でできるセルフケアも大切ですし、日常的に行うことも習慣にしています。ですが、自分の体を本当に深く知るためには、やはり「他者の目」「他者の手」を借りることが必要なんだと改めて実感しました。
施術者が特別すごい人だったとか、技術が云々ということではなく、「外からの刺激」や「新しい感覚を知る」によって、自分では気づけなかった体の癖や問題点に出会える。
この体験が、私にとって非常に大きな学びとなりました。
今後も、自分自身でできることは積極的に取り入れつつ、必要に応じて他者の手も借りながら、自分の体と向き合っていこうと思います。自分が思っている以上に「使い方の癖」が根深く影響しているということを、再認識する機会となりました。
皆さんも、何か気になる不調があるときは、自分の中だけで解決しようとせず、一度誰かに体を見てもらうことをおすすめします。思わぬ気づきや改善のヒントが、そこにあるかもしれませんよ。
自分の健康は自分で守る。
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