その痛み、悪化させないために「まず最初に」やることは

こんにちは。整体院しん院長の今井です。
腰痛や肩の痛みなど、身体に不調が起きたとき、「何か対処しなきゃ」と不安になる方はとても多いです。
急に強い痛みが出たときは、どうしても焦って「病院に行かなきゃ」「冷やした方がいい?」「とりあえず揉んでみようかな」と、色々なことを考えてしまうものです。でも、実はその“焦って動いてしまう”という行動が、かえって症状を悪化させてしまうことがあるんです。
まずお伝えしたいのは、「不調が起きたときに最初にやるべきこと」は、“安静にすること”だということ。これはとても大切で、多くの方に知っていただきたい基本の対応です。
ぎっくり腰や肩の痛み、腱鞘炎、手首の痛みなど、急激な痛みが出たとき、多くのケースでは「炎症」が関わっています。炎症は、体が自分を治そうとする自然な反応で、血管を広げて血流を良くし、修復を助ける働きをします。でも、この炎症があるときに無理に動いてしまうと、逆にその炎症が広がって痛みがひどくなってしまうことがあるのです。
たとえば、ぎっくり腰になってしまったとき。痛くて動けないけれど、「とりあえず仕事に行かなくちゃ」と無理をして車を運転したり、体をひねったり、あちこち動いてしまう方も少なくありません。その結果、帰ってくるころには痛みが増してしまった…というケース、実際にとても多いです。
こういうときは、まず“じっとしておく”ことが大切です。何かをしなきゃと思う前に、「動かさず、体を休める」ことを一番に考えてください。これは肩や腰だけでなく、手首の腱鞘炎などにも共通する対応です。
病院に行くことは悪いわけではありません。でも、痛みで動くのもつらいような状態で無理をして向かうのは危険です。可能であればご家族や周りの方に助けてもらったり、タクシーなどを使うようにしましょう。無理をして動くことが一番のリスクになることもあります。
そして、安静にしていても痛みがなかなか引かない場合は要注意です。
例えば1週間経っても改善が見られないときには、病院での検査をおすすめします。炎症による痛みは、早ければ3日、長くても1週間ほどで少しずつ落ち着いてくることが多いです。もしその期間を過ぎても症状が変わらない、むしろ悪化しているような場合は、別の原因が隠れているかもしれません。
痛み止めや湿布はいいのでしょうか?とよく質問をもらいます。詳しくは病院でしっかりと聞いてほしいですが、私の場合
夜、痛みがつらくて眠れないようなときは、私は痛み止めを飲んで休みます。睡眠を取ることをとても大事に考えているからです。しっかり寝ることで心身ともにストレスを解消させます。夜中に痛くて寝られず、次の日もだるくてしんどい…という状態の方が、結果的に体に悪いからです。
睡眠をしっかり取ることで、体の回復力はぐんと上がります。ですから、無理に我慢せず、休むための手段として痛み止めを上手に使うのも、一つの選択肢ですよ!
まとめると、不調や痛みが出たときに大切なのは、「何かしなくちゃ」と動くのではなく、“まず安静にする”ということ。焦らず、無理をせず、自分の体をしっかり休ませてあげることが、結果的に一番早い回復につながります。
ぜひ、痛みが出たときの基本の対処として「まずは安静に」ということを覚えておいてくださいね。
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