心身一如の大切さ

こんにちは。整体院しん院長の今井です。
春から初夏にかけて、気温の変化が激しくなるこの時期、腰や首に急な痛みを感じる方がとても増えてきます。急に腰を痛めてしまったり、朝起きたら首が動かない、というご相談を受けることも多くなっています。
この季節は、ぎっくり腰や寝違えといった急性の痛みが起こりやすいタイミングです。その背景には、寒暖差による自律神経の乱れや、生活環境の変化によるストレスが関係しているのです。
寒い日と暖かい日が交互に訪れることで、体は環境に適応しようと無理をし、筋肉がこわばりやすくなります。この状態で急な動作や無理な姿勢をとると、体に大きな負担がかかり、ぎっくり腰や寝違えを引き起こしてしまうのです。
「突然痛めた」と感じることが多いですが、実はその前に小さなサインが出ていることがほとんどです。朝起きたときに腰が重く感じる、首に張り感が続いている、立ち上がるときに違和感がある──こんな小さな不調が、痛みの前兆かもしれません。
こうした違和感を放っておかず、早めに体を休めたり、優しくストレッチを取り入れたりすることで、大きな痛みを防ぐことができます。無理をする前に、小さなケアをしてあげることが大切ですね。
自律神経が乱れて心がしんどいと感じることはありませんか?
ここで大事にしたいのが、「心と体はつながっている」ということです。
例えば心がしんどいなと感じたとき、体を動かしたり、優しく触れたりすることで、心がふっと楽になることがあります。これは、感覚の刺激が心に作用するからです。
冷たいものを触ったとき、ひんやりして気持ちいいなと感じたり、逆に嫌だなと感じたりすることがありますよね。感覚を通して心に働きかけることは、実はとても自然な流れなのです。
だからこそ、体に「気持ちいいな」と感じる刺激をたくさん与えてあげることが、心を元気にする近道になります。たとえば、ふわふわのぬいぐるみを触ったとき、ワンちゃんを撫でたとき、赤ちゃんのもちもちのお肌に触れたとき、自然と心があたたかく、ワクワクした気持ちになりますよね。あの「嬉しい」「気持ちいい」という感覚が、心を軽くしてくれるのです。
セルフケアとしておすすめしたいのは、優しく体をさすってあげること。
皮膚に優しい刺激を与えることで、脳にも「快」の刺激が伝わり、心も体もふわっと緩んでいきます。むくみが取れて体が軽くなると、重たいな、つらいなという気持ちも自然とすっきりしてきます。
また、適度に力を込めて筋肉を動かすこともとても大切です。筋肉が緊張して動きが悪くなると、それだけで不快感が生まれ、心にもストレスが溜まりやすくなります。だからこそ、日々の中で少しでも筋肉を動かし、体を快適な状態に保ってあげることが、心の健康にもつながっていきます。
朝起きたときに軽くストレッチをしたり、寝る前にゆったりと体をさすったり、こまめに体を動かしたりすること。それがこの季節を元気に乗り越えるための大事なポイントです。
体と心、どちらか一方だけを見るのではなく、両方を大切にしながら、自分に優しく過ごしていきたいですね。
もし、腰や首の違和感、なんとなく心身が重だるい感じがあったら、ぜひ早めにご相談ください。整体院しんでは、一人ひとりのお体に合わせたケアで、体も心も軽やかに動き出せるようサポートしています。
これからの季節も、笑顔で元気に過ごしていきましょうね。
自分の健康は自分で守る。
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次回もお楽しみに!