整体で更年期を乗り切ろう!

こんにちは、整体院しん院長の今井です。
よく、更年期に入ると体がだるくなったり、寝ても疲れが取れなかったり、気持ちが落ち込みやすくなったりしますよね。急に汗をかいたり、顔がほてったり、そんな症状が出ている方も多くいらっしゃいます。
これは単に年齢のせいというだけではなく、ホルモンバランスや自律神経の乱れが深く関係しています。
女性は更年期になると、「エストロゲン」という女性ホルモンの分泌が急激に減少します。このエストロゲンは、肌や髪の潤いを保ったり、骨や血管の健康を守ったり、心の安定にも関わっている大切なホルモンです。エストロゲンが減少することで、体や心のバランスが乱れやすくなり、さまざまな不調が起こりやすくなります。
さらに、自律神経も影響を受けやすくなります。自律神経は、呼吸や血流、体温調節、内臓の働きなどを無意識のうちに調整してくれる神経ですが、ホルモンバランスの変化と連動して乱れやすくなります。そうなると、イライラしやすくなったり、不安を感じたり、夜眠れなくなったり、動悸や息苦しさが出たりといった症状が現れることがあります。
こうした変化に対して、整体では大きく分けて2つのアプローチができます。
1つ目は、整体で体にふれることで「リラックス」を促すことです。やさしく筋肉をゆるめたり、ゆったりとした手の動きで施術を行うことで、副交感神経(リラックスをつかさどる神経)が優位になりやすくなります。
すると、自然と深い呼吸ができるようになったり、気持ちが落ち着いていったりして、緊張状態から抜け出しやすくなります。
2つ目は、体の歪みを整えることで、血流を良くしたり、細胞の働きを活性化させることです。体が歪んでいると、一部の筋肉や関節に負担がかかりやすくなり、血流も滞りやすくなります。
すると、体が冷えやすくなったり、疲れが取れにくくなったりする原因になります。整体では、骨盤や背骨のバランスを整えたり、筋肉や筋膜の緊張をやわらげていくことで、体の巡りをスムーズにしていきます。
巡りが良くなると、酸素や栄養が細胞に届きやすくなり、体の回復力も高まっていきます。結果として、「なんとなく調子が悪い」といった感覚が、少しずつ改善されていきます。
更年期はどうしても不調が出やすい時期ではありますが、それは「衰え」ではなく、「体と丁寧に向き合うチャンス」でもあります。整体は、そんな時期を少しでも快適に、前向きに過ごしていただくためのサポートができる場所です。
最近なんだか調子が悪いな、気分が沈みやすいな、前より疲れやすくなったかも…そんなふうに感じている方は、ぜひ一度整体を体験してみてください。優しい手でふれる施術の中で、少しずつ心と体が軽くなっていくのを感じられるかもしれませんよ。
自分の健康は自分で守る。
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