下半身太りを解消しよう!

こんにちは。整体院しん院長の今井です。
「最近、下半身が太くなってきた気がする…」
「前と同じように食べてるのに、なんだか太りやすくなった」
そんなお悩みを抱える40代前後の女性、実はとても多いんです。
年齢を重ねると、ホルモンバランスの変化とともに代謝も低下しやすくなります。それに加えて、日々の姿勢のクセや生活習慣が積み重なって、むくみや筋肉の緊張など「からだの滞り」が生まれやすくなっていきます。
今回は、そんな下半身太りの原因と対策について、整体的な視点からご紹介していきます。
一口に「下半身太り」といっても、その原因は一つではありません。大きく分けると、以下の2つのタイプに分けられます。
① むくみタイプ
血流やリンパの流れが滞ることで、余分な水分や老廃物が溜まり、ふくらはぎや太もも、足首が重たく太く見えるタイプです。
夕方になると靴がきつくなったり、指で押すと跡が残ったりする方は、このタイプかもしれません。
年齢とともに基礎代謝が落ちると、体内の循環機能も低下し、冷えやむくみが起きやすくなります。
② 張っているタイプ(筋膜・筋緊張タイプ)
筋肉や筋膜が硬くなることで、脚のラインが広がり、実際以上に太く見えてしまうタイプです。
普段から力が入りやすい方や、同じ筋肉ばかり使っている方に多く、筋膜の癒着や筋緊張によりリンパや血液の流れも滞ります。
むくみと張りが合わさることで、さらに脚が太く感じられてしまいます。
このような「流れの滞り」や「緊張状態」に対して、整体ではやさしく整えていくアプローチを行います。
特に効果的なのが以下の3つの方法です。
1.リンパケア:セルフケアと施術で巡りを促す
リンパは“第二の循環系”ともいわれ、老廃物の排出や免疫機能の調整に関わっています。
整体では筋膜の癒着をリリースし、リンパの通り道を整える施術を行いますが、日常でのセルフケアもとても大切です。
おすすめのケアは以下の通りです。
・足を高くして寝る
・足首をくるくる回す
・軽いスクワットやかかとの上げ下げ
・両手を上げて深呼吸(バンザイの姿勢)
これらの動作により、リンパのポンプ機能を助け、下半身に溜まった老廃物を流しやすくなります。
2.内臓アプローチ:お腹を温めて代謝力を高める
むくみや代謝低下には、内臓の疲れや張り感も大きく関係しています。
腸・肝臓・腎臓などの排出器官が張っていたり動きが悪くなると、体全体の巡りが滞りやすくなります。
整体では腹部の緊張をやわらげ、臓器の柔らかさや広がりを引き出すアプローチを行います。
さらに、お腹を温めることが日常でできる簡単で効果的なケアです。
湯たんぽ、腹巻き、温かい飲み物などで内臓を冷やさないようにするだけでも、血流が促進され、自律神経も整いやすくなります。
3.さすり:神経と循環に働きかける優しい刺激
さすりは、皮膚の表面をなでるように触れる手技です。皮膚刺激により交感神経が活性化し、血管の収縮が起きることで、表面の循環が調整されます。
一方で、触れられる心地よさや安心感によって副交感神経も優位になり、リラックス効果も得られます。
つまり、さすりは交感・副交感、両方の自律神経に優しく働きかけ、全身のバランスを整える万能な手技なのです。
さらに、さすりによって皮膚にあるリンパ管の開口部が開き、リンパの流れも促進されます。
40代という年代は、体の変化に気づきやすいと同時に、その変化を受け入れてケアを始める大切なタイミングでもあります。
むくみや張りといった小さな変化も、体からの大切なサインです。
無理に抗うのではなく、からだの声に優しく耳を傾け、整えていくことが、これからの自分にとっての一番のケアになります。
整体では、体に負担をかけずに巡りを整え、軽やかで冷えにくい体づくりをお手伝いしています。
「最近なんとなく疲れやすい」「足が重だるい」そんなサインを感じたら、ぜひお気軽にご相談くださいね。
自分の健康は自分で守る。
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