毎日の腰痛が気になっていたけど・・・

こんにちは、整体院しん院長の今井です。
今回は、私自身が体験した「ちょっと意外な腰痛改善法」についてお話しします。
普段、患者さんにはストレッチやセルフケアの重要性をお伝えしていますが、今回はそういった直接的なアプローチではなく、もっとシンプルな環境の変化によって腰痛が楽になったという実体験です。
最近、朝起きたときに左腰に痛みや張り感が出やすく、すぐに布団から起き上がれない日が続いていました。だいたい2~30分くらいは痛みが残ってしまっていて、これが地味につらかったんです。
そこである晩、「寝る位置を変えてみよう」と思い、実際に寝る場所を左右で入れ替えてみました。我が家はダブルベッドで、私はいつも右側、左には妻が寝ています。その夜は試しに、左側に寝てみました。
すると翌朝、びっくりするほど腰が楽だったんです。まだ多少の張り感はあるものの、起き上がる時の重だるさや鋭い痛みがほとんどなくなっていました。
なぜこんなに違いが出たのか。いくつかの理由が考えられます。
1. 隣に人がいるという“無意識の緊張感”
人が隣に寝ているという状況は、意外と無意識のうちに気を張ってしまうものです。「寝返りでぶつからないように」「音を立てたら起こしてしまうかも」といった小さな気遣いが、筋肉の緊張につながる原因になっていた可能性があります。私の場合、左に妻が寝ていたことで、左側の筋肉が常にリラックスしきれない状態が続いていたのかもしれません。寝る位置を変えたことで、その緊張がゆるみ、結果として腰痛が軽減したと考えられます。
2. ベッドから落ちないようにする“防衛本能”
右端で寝ていると、寝ている間に落ちないように無意識に体に力が入っていた可能性があります。そうした防衛的な筋緊張が片側に偏っていたとしたら、それが腰の張りや痛みを引き起こしていたのかもしれません。位置を変えることで体のバランスが自然と変化し、筋肉の使い方も変わった結果、腰への負担が減ったと考えられます。
3. 精神的な変化によるリラックス効果
いつもと違う場所や向きで寝るという変化は、脳に新しい刺激を与え、緊張を緩めるきっかけになることがあります。私たちの身体はメンタルと密接につながっていて、精神的な緊張が筋肉のこわばりに影響することも少なくありません。環境の変化がもたらすリラックス効果が、結果的に腰痛改善につながった可能性もあると感じました。
もちろん、マットレスの状態も一因として考えられますが、うちのマットレスは高耐久で歪みの兆候もなく、今回は心理的・環境的な要因の影響が大きかったと見ています。
痛みが出ているということは、痛みが出やすい生活スタイルを続けているということ。そこを変えずにいると、どうしても同じ不調を繰り返してしまいます。
「自分の姿勢や動き方を変えることも大切だけど、環境を変えることも同じくらい大切。」
今回の経験を通して、そう実感しました。
ぜひ、皆さんも寝る環境に少し変化を加えてみてください。
思いがけず、朝の目覚めがスッと軽くなるかもしれませんよ。
自分の健康は自分で守る。
このブログは健康や身体の不思議など情報を発信しています。
しん先生のブログは毎週水曜・土曜に更新中。
次回もお楽しみに!