こころの病は身体が鍵です

こんにちは。整体院しん 院長の今井です。
5月に入り、気温の寒暖差もあり、なんとなく体や心がスッキリしないなあと感じる方も多いのではないでしょうか。
この時期は「5月病」と言われるように、気分が落ち込みやすくなったり、精神的にストレスを抱えやすくなったりする時期でもあります。
新しい環境にまだ馴染めなかったり、職場での緊張感が続いたりして、知らないうちに心身に負担がかかっていることも少なくありません。
また、最近の寒暖差は自律神経にも大きな刺激となり、体調不良を感じる方も増えています。
そこで今回は、自律神経を整えるために大切なセルフケアについてお話ししていきます。
自律神経は、主に内臓の働きを司っている神経です。
心臓や胃、腸などの臓器の動きを自律的にコントロールしているため、これらの内臓が冷えたり、動きが鈍くなったりすると、逆に自律神経にも負担がかかってしまいます。
そうすると、さらに体調が乱れやすくなり、気分の落ち込みやだるさといった不調につながってしまうのです。
だからこそ、まずは内臓のケアをしっかり行うことがとても大切になってきます。
具体的な内臓ケアの方法としては、まずお腹を温めることが基本です。
湯たんぽや腹巻きなどを使って、お腹周りを冷やさないようにしましょう。
また、内臓は立っている姿勢のときに特に緊張しやすいため、仰向けに寝転がってリラックスすることもとても効果的です。
仰向けで膝を軽く曲げ、お尻を少し持ち上げ、そこから胸の方から順番に背骨を床につけていく動作をすると、反り腰が解消され、お腹がふわっと緩みやすくなります。
この緩んだ状態で、お腹を優しくさすったり、軽く手を添えて指圧すると、内臓の緊張が解けていきます。力を入れずに、あたたかく包み込むイメージで触れるのがポイントです。
そして、もうひとつ大切なのが首のケアです。
首が凝ると、自律神経のバランスが乱れやすくなり、頭痛やめまい、吐き気といった不調にもつながりやすくなります。
ですが、首はとてもデリケートな部分なので、強いマッサージや押圧はNGです。
首をケアするときは、両手でそっと優しく包み込んで支えるだけで十分です。
首というのは、背骨一本で頭の重さを支えているため、手で支えてあげるだけでも筋肉の緊張が抜けてリラックスしやすくなります。
テレビを見ているときや、疲れたときに、ぜひそっと手を添えてみてください。
それだけでも、首や肩の力が抜け、ふわっと楽になってきますよ。
このように、内臓と首のケアを意識して行うことで、自律神経が整いやすくなり、体や心の不調も少しずつ回復に向かいやすくなります。
「最近なんだか元気が出ない」「やる気が起きない」「理由はわからないけど辛い」
そんなときは、まず体を整えることを意識してみましょう。
また、体からのアプローチだけでなく、軽い運動や散歩を取り入れるのもおすすめです。
外に出て新鮮な空気を吸ったり、体を少し動かすだけでも、心はリフレッシュしやすくなります。
朝、外の光を浴びながら少し歩くだけでも、体内時計がリセットされ、自律神経の働きが整いやすくなります。
今回お伝えしたセルフケアも、最初は無理のない範囲で大丈夫です。
できることから、ゆっくり取り入れていきましょう。
体と心が少しずつ元気を取り戻して、5月を気持ちよく乗り越えられますように。
何かお困りのことがあれば、いつでもご相談くださいね。
自分の健康は自分で守る。
このブログは健康や身体の不思議など情報を発信しています。
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次回もお楽しみに!